都心の中古マンションなら借りるより買ったほうがいい理由 | 20代からのマンション購入

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都心・渋谷区の賃貸マンションともなればやはりそれなりに高い。8万円でこのくらいのワンルームならむしろ安いくらいなのかもしれない(マンションA)。一方月々約6.3万円の支払で買えるマンションBのほうは、広さで倍近く、さらにバストイレが別々、洗面室と大きなクローゼットがある。約9帖のダイニングキッチンに約5帖の洋室でゆったり。たまたま角部屋だけど窓も賃貸が1つに対して3つもあり開放感がある。これで月々の支払が1万円も安いのだからやはりマンションは買ったほうが得なのだ。
購入マンションBの築年数は27年だけどリノベーション済なので内装を見た限りではほぼ新築同様。月々の支払額は固定資産税を加えたとしても、賃貸より1万円以上は安い。なのに広さは賃貸の倍近く広いマンションが買えるのだ。これだけとってもいかにマンションは買ったほうが得かというのがわかるね。広いマンションで快適に住めたうえに毎月1万円以上貯蓄ができるわけだから、コツコツと積み立てておいて次のマンションの買い替えのときの頭金にすれば、さらに広いマンションを買いやすくなる。

団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んだ人に万一のことがあった際に、残りのローンを代わりに返済してくれる保険だ。いってみれば生命保険のようなものだが、ほとんどの金融機関ではこの保険がローンの支払いに組み込まれる。
掛け金は安いので、万が一のときでも安心できる大事なものだ。住宅ローンの借主が死亡や高度障害になったような場合、生命保険会社が残債務を弁済してくれ、残された家族には債務が残らない。例えばマンションを買ったけど、もしも自分に何かあった際は残りのローンは保険会社から支払われ、マンションは残された家族のものになる。仮に両親が高齢で収入の不安があったりするような場合は家賃収入になり、親を助けることにもなる。これならマンションを買うのも安心だし、賃貸にはない大きなメリットになるね。

「家を買ったら一生持ち続ける」というのは昔の考え方。特に都心のマンションなら「買い替え」を前提にするべきなのだ。どのみち永住するつもりで買ったとしても必ず住み替えなければならない時期がくるもの。例えば「転勤や転職」「子供の成長」「周辺環境の変化」「老朽化」などでいやでも住み替えなければならなくなる。だからマンションを買うときは、転売しやすい物件を最初から選んでおいたほうがいい。
買ったときの値段と同じかそれ以上で売れた場合、その間住んだ期間は「タダ」で住めたことになる。もちろん管理費や固定資産税などは支払うことになるが、それでも月々の支払はほんとに微々たるものだ。実はこんなことはそれほどめずらしいことではない。賃貸では家賃は払いっぱなしだから、こんなことは考えられない。ただ、もちろんその逆にマンションを買ったがゆえのリスクもある。だから必ず得するとはいえないのだが、価格の安い今、都心の物件でいい買い方をすれば「得」する可能性は高いのだ。賢いマンションの買い替えをすれば、借りるより買ったほうがダンゼンお得だ。

バブル崩壊で急降下したマンション価格もさすがに底値をつけて、下げ止まり感がでてきている。とはいっても異常に高かった頃から考えれば、今はまだまだお買い得な時期だ。マンションを買うなら、デフレ脱却や景気の回復の影響受けて値上がりしてしまう前に買ったほうが絶対いい。特に都心の物件に関しては活発に売買されていて、うまい買い方をすれば賃貸に比べると得する可能性が高い。このチャンスを見逃す手はないだろう。
東京オリンピック開催が決まってから、開催地区周辺を中心にマンションの需要が急に伸びだした。地域によってはもう売る物件が残っていないくらいなのだ。当然価格のほうもジワリジワリと上がりだしている。長期的にはマンション価格は上昇と下降をゆっくり繰り返しているのだが、今の状況は底値近辺からゆるやかに上昇に転じているところ。つまり「買い」の最後のチャンスといったところだ。都心の物件に関してはすでに「中国マネー」も入ってきている。つまり外国人でも東京の地価が安いうちに買っておこうという動きがでてきている。それがまさに買いのチャンスの裏づけといえるだろう。